ユーリは僕の愛のこもったプリンとやらを最終的に全部食べた。
大賢者から渡された紙には【馬鹿でも作れるプリン】と、書いてあった。
なんだ、ウマシカとは。クマハチのような生き物だろうか?
ウマシカのように愛らしいプリン、ということだろう。きっと。
今日は年に1度の大切な日。
前までは気に留めることもなく、いつも通りにただ過ぎていっていた日。
世の中の人も、だたなんとなく過ぎていく1日。
でも、今は
今日は、大切な人がこの世に生を受けた特別な日。
「ユーリ」
「ん、なに? まだなんか食いもんあんの?」
「何を言ってるんだ、このへなちょこ。」
「じゃあなんだよ。あ、悪い悪い。はい、美味しかったです、ありがとう。
ご馳走様でした。」
「いや、ご馳走様はまだ早い。」
「は?」
「いただきます、だ。・・・・・・デザートはこれからだぜ、子猫ちゃん」
「う、うわ! 話し方変だよ、ヴォルフ! 子猫ちゃんとか・・・・・・こら、さわん・・・・・・
あれ? お酒? あなたお酒飲んでいらっしゃったの? いつのまに!!?」
渋谷、僕からのプレゼントは無いと思っているんだろうね。
でもね、ちゃんと用意したよ、僕からのプレゼント。
そう、今夜は婚約者と2人きりで甘い夜を・・・・・・
―――んぎゃああああああ!!!
・・・・・・ぎゃあ?
渋谷・・・・・・、今日はぁえっとぉ。は、激しい夜になりそうだね。 |